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チャートパターン

三角持ち合いの3つの型:上昇・下降・均衡の見分け方

水平な辺が形の名前を決め、傾いた辺が偏りを与え、最も広い部分の高さが目標を決めます。同じルールが3つの型すべてに当てはまります。

先に結論から

上昇三角形は上辺が水平で安値が切り上がり、下降三角形は下辺が水平で高値が切り下がり、均衡型は2本の辺が近づいていきます。3つの型のいずれでも、傾いた辺がふつうの偏りを与え、最も広い部分の高さをブレイクした価格から投影したものが目標になります。境界の外で1本引けるまで、何も確定しません。

3つの三角持ち合い / 1つの測り方ILLUSTRATION
1上昇水平な上辺200目標212188192195197高さ200 − 188 = 12、目標2122下降100水平な下辺目標88112108105103高さ112 − 100 = 12、目標883均衡+10−10605856.5505253.5高さ60 − 50 = 10、目標±10
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3つの三角持ち合い / 1つの測り方ILLUSTRATION
1上昇水平な上辺200目標212188192195197高さ200 − 188 = 12、目標2122下降100水平な下辺目標88112108105103高さ112 − 100 = 12、目標883均衡+10−10605856.5505253.5高さ60 − 50 = 10、目標±10

水平な辺が名前を決め、傾いた辺が偏りを与える

値動きが4回か5回、振幅を縮めながら往復し、高値と安値に引いた2本の線が近づいてきました。名前を付ける前に、どちらの線が水平かを見ます。上辺が200で水平、安値が188から197へ切り上がっていれば上昇三角形です。下辺が100で水平、その上で高値が112から103へ切り下がっていれば下降三角形です。2本とも傾いていれば、均衡型の三角持ち合い(トライアングル)になります。

偏りは傾いた辺から来ます。安値の切り上がりは、押しのたびに買いが早く入る一方、売りは200で出され続けていることを意味します。試されているのは売り手の側です。高値が切り下がる形は、100で買っている側について、同じことを逆向きに示します。両方の辺が傾いていれば、どちらの側も譲っていません。StockChartsは、方向は有効なブレイクアウトのあとでしか判断できないと書いています。

三角持ち合い2本の辺通常の偏り目標
上昇三角形上辺が水平、安値が切り上がる。上向き、上昇トレンドの小休止として。最も広い部分の高さを水平な上辺に足す。
下降三角形下辺が水平、高値が切り下がる。下向き、下降トレンドの小休止として。高さを水平な下辺から引く。
均衡型高値が切り下がり、安値が切り上がる。ブレイクまではなし。高さをブレイクした価格に足すか、そこから引く。

StockChartsは上昇三角形を、上昇トレンドをふつうは継続させる強気の形と呼びます。Fidelity Learning Centerのチャートパターンの資料は、価格はどちらにも抜けうるが上への抜けのほうが多いとし、下降三角形については逆の読み方を示しています。タッチの回数を数えます。各辺2回が最低限で、水平な辺への3回目のタッチがあって初めて、その価格帯を相手に取引する価値が出ます。

上昇トレンドの終わりに出た下降三角形には、近い親戚がいます。ネックラインが水平な三尊天井で、これも切り下がる高値の下に100の水平な床を置きます。真ん中の高値が両隣よりはっきり高ければ、三尊天井のガイドのほうが合っていて、その目標は頭からネックラインまでの距離を使います。

最も広い部分で高さを測り、ブレイクした価格から投影する

日足が3枚、測り方は1つです。上昇三角形は上辺が200で水平、安値は188、192、195、197。高さは最初の振幅で、200から188を引いて12です。200を超える日足の終値なら、200に12を足して目標は212になります。

同じルールを逆向きに。下降三角形は下辺が100で水平、高値は112、108、105、103です。高さは112から100を引いて12。100を割る終値なら、100から12を引いて目標は88です。均衡型の三角持ち合いは高値が60、58、56.5、安値が50、52、53.5で、高さは10。目標は抜けた辺から10ポイント先になります。

三角持ち合いの目標値幅の出し方はこれだけです。StockChartsはパターンの最も広い距離を測ってブレイクアウトに当てはめ、Fidelityの資料も3つの形すべてに同じ指示を与えます。最も高い山から最も低い谷まで測り、上抜けなら足し、下抜けなら引きます。測るのは最初の振幅です。あとの振幅は定義上それより小さくなります。

対数軸では計算が変わります。そこでの高さはポイント数ではなく比率だからです。下降の例なら、100を112で割って0.893、0.893に100を掛けて89.3で、88にはなりません。100の株なら差は小さく、パターンの途中で2倍になったコインなら小さくありません。どちらの流儀で行くかを決め、TradingViewのチャートなら右下の対数表示の切り替えを確認します。

上昇の例に計画を置きます。エントリーはブレイクの200.5。損切りは直近の切り上がった安値197のすぐ下、196.5で、リスクは4ポイントです。目標は212なので、リワードは11.5ポイント。比率は11.5を4で割って、手数料とスリッページの前で約2.9Rになります。

損切りを200のすぐ下ではなく197の下に置くのは、水平な線がリターンムーブの着地点だからです。その帯の内側に置いた損切りは、ブレイクがまだ働いているうちに刈られます。自分の価格はリスクリワード計算ツール(英語のページです)にコストまで入れて通します。比率はそこから下がる一方です。このページは三角持ち合いの測り方を示します。そのセットアップでエントリーすべきかどうかまでは示しません。

戻りも計画に入れておきます。StockChartsは、割れた200がサポートに変わり、動きが始まる前に価格がそこを訪ね直すことがあると書いています。Bulkowskiの上昇三角形のページは、そのリターンムーブを上抜けの64パーセントとしています。戻ってきたところでのエントリーはブレイクとリテストのガイドが扱います。StockChartsはブレイク時の出来高の増加を、望ましいが常に必要ではないとしています。出来高欄のないスクリーンショットでは、この確認は保留になります。

フラッグにはポールがあり、ウェッジは片方向に傾き、三角持ち合いはどちらでもない

よく似た形がいちばん厄介なのは15分足で、20本の三角持ち合いと20本のフラッグが隣り合って出ます。見分けるのは3点です。2本の辺が近づくのか平行なのか、その持ち合いに何本かかったのか、その直前に何があったのか。フラッグにはポールが要ります。旗がぶら下がる、ほぼ垂直の動きが見つからないなら、それはフラッグではありません。

パターン2本の辺の傾き通常の長さ直前にあるもの
三角持ち合い片方が水平でもう片方が傾く、または2本とも近づいていく。日足でおおむね1か月から3か月、全体では数週間から数か月まで。どちらの方向のトレンドも。天井や底のこともある。
フラッグほぼ平行で、直前の動きと逆に傾く。数本から3週間ほど。鋭い、ほぼ垂直の動き、つまりポール。
ペナント近づいていく、小さな均衡型の三角持ち合いのような形。3週間未満。フラッグと同じポール。
ウェッジ2本とも同じ方向に傾きながら近づく。タッチは5回以上。数週間から数か月。多くは行き過ぎのあと。下降ウェッジなら急落、上昇ウェッジなら過熱した上昇。

StockChartsは、3週間に満たない均衡型の三角持ち合いをペナントに分類します。フラッグやペナントの目標は、持ち合いではなくポールを使います。10ポイントのポールなら、フラッグの高さがいくつであれ、ブレイクから10ポイントを投影します。この測り方は上昇フラッグと下降フラッグのガイドが扱います。三角持ち合いの目標は自身の高さだけを使うので、12ポイントの上昇の例はその前の動きを無視しました。

取り違えの筆頭はウェッジです。2本の辺が同じ方向に傾くので、上昇ウェッジは幅を狭めながら上がっていきます。Fidelityの資料は、成立には5回以上のタッチ、片方の線に3回、もう片方に2回を求めます。決着はふつう傾きと逆に出ます。資料は上昇ウェッジが過熱した高値から下に抜ける形を描いていて、これは上昇三角形で切り上がる安値が意味するものの正反対です。

偏りは傾向にすぎず、内側に戻って引けたブレイクは失敗

上昇三角形はふつう上に抜けます。この一文は数字を隠しています。Bulkowskiの強気相場の標本では、1,400を超える上昇三角形、彼の言う「perfect trades」について、2025年7月更新のページによれば上抜けが63パーセントでした。残りの37パーセントは切り上がる線を下に割ったことになります。目標値幅に到達したのは上抜けの70パーセントなので、10回に3回は手前で止まっています。

下降三角形はもっと決着がついていません。Bulkowskiの下降三角形の標本は1,300を超えるもので、上抜けが53パーセントとほぼ五分五分です。一方でFidelityの資料は、いまも下抜けのほうが多いとしています。出典が2つ、答えが2つ。決めるのはブレイクです。例の100の床は、寄りかかる結論ではなく、見ておく価格帯です。

どこで抜けるかも効いてきます。StockChartsは、均衡型の三角持ち合いの理想的なブレイクを、最初の振幅から頂点までの半分から4分の3の位置に置きます。Bulkowskiの上昇三角形のブレイクは、平均で64パーセントの位置でした。頂点でのブレイクは振幅がなくなってから起きるもので、60本も動かなかったあとに12ポイントの投影をそのまま期待するのは無理があります。

そして、続かないブレイクがあります。Fidelityの資料は、価格が線を越えてすぐ戻ってくるダマシと、そのあと逆方向に抜けていく罠とを分けています。実務的なルールはこうです。境界の外で1本引けたあと、次の2本のうちに内側へ戻って引けたら、そのブレイクは失敗です。反対方向の新しいシグナルではありません。

上昇の例なら、月曜に201.5で引け、水曜に198で引けた形は198での手仕舞いで、196.5の損切りよりずっと手前です。新しいトレードには新しい終値が要ります。今度は切り上がる線の下で引けること、そしてその終値から同じ12ポイントの高さを下へ投影します。

ラベルを信じる前に、自分のスクリーンショットで2本の辺を確かめる

アップロードの前に3つを確かめます。各辺に2回ずつのタッチ、最初の振幅での高さ、そして最後に確定した足が境界の内側にあるか外側にあるか。午後2時に200を上回っている未確定の日足は、ブレイクではありません。

三角持ち合い全体と、その前の動きを1枚に収めます。40本かそれ以上が目安です。価格軸は残します。注文パネルと残高は切り落とします。アップロードされるのはスクリーンショット全体です。

TradeGPTはそのスクリーンショットを画像として読みます。APIも証券会社との接続もありません。三角持ち合いを見つけると、パターンとシグナルのセクションが名前を示し、輪郭がチャートに描かれ、重要な価格帯が各価格帯を強度の評価と現在値からの距離とともに並べます。読み取りがトレードを支持する場合は、執行のセクションにエントリー、損切り、利確、無効化の条件が入ります。支持しない場合、計画の欄は空のままです。

切り取る範囲では価格軸の文字をくっきり残します。そうすれば、最初に示された価格は自分の見ている価格とそのまま重なります。サンプルレポートが、仕上がった例で全体の並びを示します。三角持ち合いが5MB未満のPNGかJPEGに収まったら、自分のチャートを分析できます。

三角持ち合いについてよくある質問

上昇三角形は必ず上に抜けるか

いいえ。Bulkowskiの集計では上抜けは63パーセントで、およそ3回に1回は切り上がる線を下に割っています。200の水平な上辺は、売りがどこに出ていたかを示すだけで、売りのほうが先に尽きることまでは示しません。終値を待ち、37パーセントを想定してポジションサイズを決めます。

三角持ち合いとペナントの違い

ペナントはポールのあとにできる小さな均衡型の三角持ち合いで、StockChartsは3週間未満のものをこの名前で分類します。名前が変われば目標も変わります。ペナントはポールを投影し、三角持ち合いは自身の高さを投影します。15分足なら、ポールと12本のコイルはペナント、ポールのない60本の収縮は三角持ち合いです。

三角持ち合いはどれくらいの期間でできるか

StockChartsは日足で1か月から3か月を典型とし、幅としては数週間から数か月までを挙げています。日中足では本数で数えます。1か月から3か月は日足でおよそ20本から65本なので、立会が1日26本の15分足なら、同じ形は1日から2日半でできあがります。

三角持ち合いを抜けてすぐ反転したら

ダマシとして扱い、内側に戻って引けた時点で手仕舞います。元の損切りまで待ちません。その足でドテンはしません。反転がシグナルになるのは、反対側の辺の外で1本引けたときです。均衡型の例なら、切り上がる線の下で引けること、そして同じ10ポイントの高さを下へ投影します。

次に読む

上昇フラッグと下降フラッグ:形とブレイクの具体例

三角持ち合いと取り違えられやすい形の筆頭がフラッグです。ポール、傾き、ブレイクの3点で見比べます。

手元のチャートを、筋道立てて読む。

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出典と参考資料

参考資料は2026年9月2日時点で確認しています。

  1. StockCharts ChartSchool: Ascending Triangle
  2. StockCharts ChartSchool: Symmetrical Triangle
  3. Thomas Bulkowski, ThePatternSite: Ascending Triangles
  4. Thomas Bulkowski, ThePatternSite: Descending Triangles
  5. Fidelity Learning Center: Identifying Chart Patterns with Technical Analysis (PDF)