レギュラーの強気のダイバージェンスは、切り下がる価格の安値と切り上がるRSIの安値が組になった形です。弱気のダイバージェンスはその逆で、切り上がる価格の高値と切り下がるRSIの高値が組になります。まず同じスイングどうしを対応させ、そのうえで方向の変化を裏づける価格側の出来事を探します。
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都合のいい2点ではなく、2つのスイングから始める
価格は新しい安値をつけたのに、RSIのパネルはそれほど弱く見えない。この食い違いが、ダイバージェンス(逆行現象)の面白いところです。次にやることは1つ、どの2つのスイングを比べているのかをはっきりさせることです。
FidelityのRSIの解説では、0から100の目盛りで動くモメンタムのオシレーターとして扱っています。価格が新しい極値をつけたのに指標がそれに追随しないとき、モメンタムの変化は転換の手がかりになりえます。次のローソク足がどこで引けるかまでは分かりません。
| レギュラーダイバージェンス | 価格のスイング | RSIのスイング |
|---|---|---|
| 強気 | 2つ目の安値が切り下がる | 2つ目の安値が切り上がる |
| 弱気 | 2つ目の高値が切り上がる | 2つ目の高値が切り下がる |
時間足は1つに固定し、RSIの設定も変えずに見ます。価格のスイングは、そのまま真下の指標パネルへ縦に印をつけてください。月曜の価格の安値と、関係のない木曜のRSIの落ち込みを並べると、チャートに存在しないパターンが出来上がります。
強気の例:100を割ったのに、モメンタムは改善している
1時間足で考えます。1つ目の安値は100、そのときのRSIは24です。価格は106まで戻したあと97まで下げますが、RSIは31で安値を切り上げます。この数字が示そうとしているのは、その関係です。
価格の安値は3下がり、RSIの安値は7ポイント上がりました。これがレギュラーの強気のダイバージェンスです。ただし価格は、途中の高値である106をまだ下回っています。ここで下落が全部終わったと言ってしまうと、いちばん役に立つ価格側の証拠を飛ばすことになります。
たとえば、1時間足が106を上回って引けることを反転を検討する条件に決めたとします。その終値が出るまで、メモは具体的なままで構いません。価格は安値切り下げ、RSIは安値切り上げ、戻りは未確認。もし価格が95で新しい安値をつけたなら、最初に引いた矢印をいつまでも残さず、いちばん新しいスイングの組で見直します。
弱気のダイバージェンスは、上昇し続ける相場と共存します
関係を裏返します。今度のチャートは120でRSI74をつけ、115まで押したあと、124まで上げてRSIは66でした。価格は前の高値を超えたのに、モメンタムは前の値まで届いていません。
押し目の安値115が、この観察に価格の基準を与えます。その水準が守られているかぎり、ダイバージェンスが出ていてもチャートは高値を切り上げ続けるかもしれません。そこから126まで伸びたなら、それは新しい情報です。RSIが上昇を止めるはずだったのに失敗した、という話ではありません。
70を超える数値は、弱気のダイバージェンスとは別の観察です。前者は指標の水準を、後者はスイングどうしを比べています。Fidelityは、強いトレンドの間はRSIが極端な水準に居座り続けることがあると述べています。どちらの観察も方向の判断に変える前に、もっと大きな時間足の状況を見てください。
比べられる組を、分析する側に渡す
価格チャート、RSIのパネル、インジケーターの表示名、時間軸を1枚のスクリーンショットに収めます。直近のローソク足だけを切り取ると、1つ目のスイングが消えます。RSIのパネルを細い帯に押し込むと、24と31の差が見えなくなります。
質問は具体的にします。このダイバージェンスを支えているのは、どの2つの価格のスイングとRSIの値ですか。役に立つ答えなら、その組と、まだ満たされていない価格側の条件を示すはずです。どちらも画像と照らし合わせて確かめてください。その画面の準備はチャートのスクショのチェックリストにまとめてあります。
2つのスイングが画面に入ったら、チャートをTradeGPTに渡して筋道立った2つ目の読みを取ってみてください。示された価格帯と対立するシナリオを、自分のメモと突き合わせます。レポートの並び方はサンプルの分析で先に確認できます。
手元のチャートを、筋道立てて読む。
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出典と参考資料
参考資料は2026年9月8日時点で確認しています。